生産物

 当漁協では、多種類の魚介類を生産しています。主な魚種の生産概要は以下のとおりです。

定置網

 当漁協は3カ統の自営定置網(内1カ統は重茂漁協と共同)を操業しています。 他に、組合員である生産組合の定置網が6カ統あります。 春はママス(サクラマス)、夏から秋はサバ類、イワシ類、汐子(ブリの幼魚)、スルメイカ、 秋はシロザケ(秋鮭)が沢山獲れます。 そのほかに、カレイ類、ソイ類、アイナメ、マンボウなど、4月から1月まで、 魚市場は多種類の魚で賑わいます。

生産額(平成20年度) 753百万円




イカ釣り

 山田町はかつてイカの町と言われました。 スルメイカが沢山獲れ、それを開いて干しするめを作っていたのです。 現在は、資源減少などにより生産量がへっています。

生産額(平成20年度) 47百万円




マガキ

 宮城県からホタテ貝殻に付いた稚貝を購入し、山田湾内で3年間くらい、 筏と延縄施設で垂下養殖します。マガキはホタテ貝殻で成長し、大きな株となります。 それを水揚げし、剥いて加熱用として出荷する場合と、途中で株を分けて1粒ずつにし、 殻頂部に穴を開けてテグスでロープに吊るし、さらに半年から1年養殖する場合があります。 1粒にした場合は、水揚げ後2昼夜殺菌海水で飼育して浄化し、生食用殻付きカキとして出荷します。 山田湾では、マガキが大量に死ぬことは無く、確実な養殖対象種となっています。

生産額(平成20年度) 652百万円




ホタテガイ

 北海道や岩手県北から稚貝を購入し、7cm前後に育った春に殻の突き出た部分に穴を開け、 テグスなどでロープに吊るして2年ほど垂下養殖します。 ホタテガイは夏の高温水に弱く、昭和61年の17億円をピークに、近年は2億円前後になっています。

生産額(平成20年度) 196百万円




ワカメ

 ワカメの種苗は地種を使った自家採苗で賄っています。初夏にメカブから採苗し、 11月頃沖出ししてロープに巻き込み、1月に間引いて良い物を残し、 3月初旬から4月初旬にかけて出荷します。 出荷方法は、刈り取ってメカブや葉先を取って出荷する生出荷と、 湯通し塩蔵して出荷する方法があります。当漁協では主に、塩蔵して茎を除いて出荷しています。

生産額(平成20年度) 114百万円




エゾアワビ

 岩手県は日本で一番のあわび生産県で、エゾアワビのみをかつては1,000トン以上生産していましたが、 現在は400〜500トンに低迷しています。 当地区の漁獲方法は、船上から箱眼鏡で海底を覗き、鋭い鈎で引っ掛けて獲るやり方です。 漁期は11月から2月までですが、資源保護のため12月で終了します。 北にある重茂漁協との入会漁場がトドケ崎にあり、 本州最東端のトドケ崎は親潮が最も接近する場所ですので、親潮の低水温の影響を受け、 あわび資源も変動しています。

生産額(平成20年度) 60百万円




ウニ類

 岩手県で漁獲されるのは、キタムラサキウニが8〜9割、エゾバフンウニが1〜2割です。 キタムラサキウニの資源は近年、安定しています。 エゾバフンウニは夏の水温に左右され、高水温の翌年は不漁、低水温の翌年は豊漁となります。 その他に、食用としないツガルウニがいます。 当地区の漁獲方法は、船上から箱眼鏡で海底を覗き、タモ網か2本鈎で獲るやり方です。 春から夏は水が濁ることが多く、加えて、海藻が多く繁茂すると資源はあっても不漁となります。

生産額(平成20年度) 44百万円




山田町の情報